アートギャラリー

荒川 智永

art005

テキスト再掲
色とりどりの絵の具を指につけて、ただひたすらに白く、固く、四角いキャンバスに触れ続けます。想いが強くなればなるほど指に力が入ります。次第に白いキャンバスに豊かな色彩が、固いキャンバスは柔らかく、四角いキャンバスはくしゃくしゃに丸まって…指の力が弱まった時が作品完成の合図です。鮮やかで、柔らかく、丸まったキャンバスを拡げると、不思議な作品が生み出されます。ひとつひとつの指に想いを込めて、キャンバスに彼女自身の生きている証を刻み込んでいるような…そんな作品です。
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