一人ひとりに寄り添った支援・活動の充実
はまなす苑で最も大切にしている本人主体の支援、一人ひとりの思いに寄り添う支援を深めていくため、次のことを大切にしていく。その際、利用者の本当の思いを探るため、さまざまな視点から実践を振り返り、職員集団として支援を見直し、再度、取り組みにつなげていく。

1. 利用者が伸びやかに自分らしく生きることを支援する。そのための活動や作業の組み立て、見直しに丁寧に取り組んでいく。従来の活動から視野を広げ、興味関心に応じて、活動を展開させる。その際、利用者個々の人間性や個性を生かした取り組みを生み出していく。
2. 利用者一人ひとりが期待感や役割、目的を持ち、楽しい、自分らしく生きることができる場としてのはまなす苑をつくる。自分のことを待っていてくれる人たちがいる場所、自分のことが好きになれる場所、そのような前向きな気持ちになれる場所として、はまなす苑の支援と活動内容を検討していく。
3. 年齢を重ね、ライフステージが変化すると共に、それぞれが自分らしく生きることを共に考え、支援する。個人に応じたさまざまな形での自立への思いを、長期的な視野の中で支援する。
4. 利用者からのさまざまな発信、ことばにならない思いを丁寧に汲み取る支援を目指す。障害の重い方が多い中で、ことば以外での発信が主体となることが多く、ともすれば支援者本位な関わりに結びつく可能性がある。表情、視線、身体の動き、指先や足先の動き、発声、そして発達的視点をもとに利用者の本当の思いを探り、支援につなげる。

平成27年4月1日現在
（　　）は非常勤職員で内数、
看護師１名はサポートセンターと兼務